代表メッセ−ジ

 社会福祉法人上溝緑寿会は、平成6年 (1994年) 11月11日に神奈川県知事から設立について認可されました。  
 公益法人として上溝緑寿会は、建設の企画段階から、そして平成8年 (1996年) に開設し、今日にいたるまで「高齢者福祉施設は、本来どうあるべきなのか」を模索しながら、追求してきました。
 
 当初から法人の方針として、毎年度1〜3月にその年度の取り組みの総括と来年度の方針を議論決定して、次の年度の4月から、前年度より一歩前進した方針でスタ−トする取り組みを積み重ねてきました。
 
 開設して5年目の平成13年 (2001年) は、1年間かけて「原点から再度見直す」取り組みで、講演会・意見研究発表会・各セクションでの議論を積み重ねて、お年寄り基本的人権の尊重・その人らしい生活の追求・各セクション間の連携体制の強化などが議論され、コスモスセンタ−の目標・共有ビジョン(法人理念を参照)を職員参加で決定しました。
 
 開設して10周年・平成18年 (2006年) へ向けて、「その人らしい生活プラン」に基づいた自立支援の活動、職員の専門性を高める活動、サ−ビスの質を高めるため在宅と施設の人事交流、在宅・施設・総務の一元化などをめざしました。また、地域により良いサ−ビスを提供するため、グル−プホ−ム・認知症デイ・星が丘にデイサ−ビスと高齢者支援センタ−の4つの施設も増設しました。
 
 平成19年 (2007年) 以降、サ−ビスの質を向上していく上で、職員の人材育成が極めて重要なことから、法人が求める仕事の中身を職層毎に具体化して、その到達度を自己評価と第三者評価をしていく手法を職員参加で取り組み、平成23年(2011年)6月より、オリジナルの「キャリアパス」を作成し、運用しています。
 
 平成25年(2013年)12月には新たな拠点「ずっと我が家上溝本町」を地域の方の多大なるご協力を得てオープンいたしました。単独型ショートステイ施設に、デイサービスとホームヘルプサービスを併設し、「どんな状態になっても『ずっと我が家』で暮らし続けること」を専門職が支援する拠点です。  
 平成27年(2015年)には上溝、星が丘の高齢者支援センター(地域包括支援センター)が街中に移転し、当法人は6つの拠点で、地域の高齢者方の様々な幅広いケア・支援に関わるようになりました。
 
 私たちの目標は「コミュニティがケアするコミュニティ」」の実現です。そのために「地域づくりに貢献する専門職集団」を上溝緑寿会はめざしています。
 高齢者をはじめとする地域の皆様や様々な他の専門職の皆様と目標に向かい歩んでまいりたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
 

法人設立時にコスモス〔COSMOS〕という名称にした理由
 一つ目は、花のコスモスで日本名は「秋桜」で、秋を代表する草花です。コスモスセンタ−建物の外壁の煉瓦の色は、特注で作成したもので、コスモスの花の淡紅色を使っています。
 
 その二つ目は、辞典によって表現は少し異なりますが、コスモスには「宇宙」「秩序・転じてそれ自身のうちに秩序と調和とをもつ宇宙または世界の意」「万物を秩序のうちに統一」などと書かれています。
福祉の仕事は沢山の業種の共同作業で成り立っています。
 その上コスモスセンタ−には沢山のセクションがありますので、質の高いサ−ビスを提供するのには、「秩序と調和」で統一されたコスモスセンタ−をめざしたい思いからです。
 
                                                    理事長 佐藤和夫

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